Hard Protocolの概要 Kava上に構築されるクロスチェーンマネーマーケット
2020年11月21日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Hard Protocolの概要
- 独自トークンHARDの概要
- HARDの概要
- トークンディストリビューション
- ユーザー目線でのKavaやHard Protocolについて筆者見解
- 総論
前提
本レポートではHard Protocolの概要について解説します。Hard ProtocolはKava上に構築されるクロスチェーンマネーマーケットです。
Hard Protocolについて理解を進める前にKavaの前提知識が必要になりますが、KavaはCOSMOS SDKを基盤にした独自ブロックチェーンです。Kavaの主な機能は、BTCB(Binanceが担保にするBTCを表象したペグトークン)や、XRP、BNBを担保にしてUSDXというソフトペグのステーブルコインを生成できます。COSMOS SDKを基盤にしていることでクロスチェーンのアセットをKavaブロックチェーン上に取り入れることができ、その資産を担保にステーブルコインを生成しており、MakerDAOの仕組みをクロスチェーンで実現しています。Kavaについて詳しくは下記のレポートで解説しています。
関連レポート:Kavaの概要・考察。COSMOS SDKを用いてMakerDAOのような仕組みを実現するプロジェクト
https://hashhub-research.com/articles/2019-08-15-kava-overview
https://hashhub-research.com/articles/2019-08-15-kava-overview
今回のレポートでメインで取り扱うHard Protocolは、このKavaブロックチェーン上に構築されたマネーマーケットで、Compoundのような機能を有します。同プロジェクトの概要・仕組み・トークンの役割などについて解説します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。