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Kavaの概要・考察。COSMOS SDKを用いてMakerDAOのような仕組みを実現するプロジェクト

2019年08月15日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • Kavaの概要
  • Kavaのトークンモデル
    • CDP作成者のStability Feeの支払い
    • ステーキングによるブロック生成への参加
    • ガバナンスへの参加
  • ローンチ時期、トークンセール
  • MakerDAOとの比較や競合になりえるか等の考察
  • 総論
  • 参照リンク

前提

本レポートではKavaの概要の解説、および考察を行います。
Kavaは、COSMOS SDKを用いてMakerDAOのような仕組みを実現するプロジェクトです。
サンフランシスコで開発を行っているチームで、執筆時点から間もなくメインネットのローンチを予定しています。
COSMOSは、アプリケーション開発者が、SDKを用いて、独自ブロックチェーンを作ることが出来るネットワークであり、作られたブロックチェーンはトークンのスワップを中心とした相互運用が可能になります。
Kavaの理解には、COSMOSとMakerDAOについて前提知識が求められますが、いずれも下記のレポートで解説をしています。
*レポート:異なるブロックチェーンを相互通信するcosmosの仕組みを理解する(2019年8月改訂版)
https://hashhub-research.com/articles/2019-08-22-cosmos-overview
*レポート:ブロックチェーンを相互接続するプロジェクトであるCOSMOSとPolkadotのそれぞれ違い。及びその考察。
https://hashhub-research.com/articles/2019-06-06-cosmos-vs-polkadot
*レポート:Ethereumの分散型金融で広く利用がされ始めているDAIと、その裏側のMakerDAOについて
https://hashhub-research.com/articles/2018-11-13-overview-makerdao-and-dai
Kavaは、COSMOS SDKで作られた独自ブロックチェーンで、COSMOS上でDeFiを作ることを目指すプロジェクトです。
COSMOS SDKを利用するブロックチェーンは数多く存在しますが、その中でも特に注目度が高いプロジェクトの一つです。
今回のレポートでは、同プロジェクトの全体像の理解を目指します。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。