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SushiSwapの概要 UniswapをフォークしたDeFiプロジェクト

2020年09月07日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • SushiSwapの概要
  • ガバナンストークンSUSHIのディストリビューションとUniswapからSushiSwapへのマイグレーション
  • SushiSwapについて何が議論されていたり問題指摘されているのか(2020年9月現在)
    • 1.コードベースのほとんどは他のプロジェクトのコピー
    • 2.スマートコントラクトコードを監査しないでリリースして、また周りもそれに便乗したこと
    • 3.構造にねずみ講的な要素がある
    • 4.創業者が過剰な利益を短期で得てしまうことが出来る。
  • SushiSwapに関わる筆者論考
  • 総論

前提

本レポートでは、DeFi(分散型金融)のプロジェクトであるSushiSwapの概要、および同プロジェクトを取り巻く議論について解説します。SushiSwapは匿名の開発者によってアナウンスされたAMMベース( Automated Market Makers )の分散型取引所でUniswapをフォークしたものです。本レポートで取り扱うSushiSwapの全体像を掴むための大前提として、Uniswapがどのように機能するかやAMMとは何かを理解する必要があり、それには以下の関連レポートをご参照ください。

関連レポート:AMMの概要及びBancor、Uniswap、Balancerによる新たな動向
https://hashhub-research.com/articles/2020-04-01-amm-overview
関連レポート:Uniswapの概要 Ethereum上で急速に存在感を高めたDEXの仕組み、インセンティブ設計
https://hashhub-research.com/articles/2019-03-28-uniswap-overview
関連レポート:Uniswapでの具体的な運用手法と注意点
https://hashhub-research.com/articles/2020-03-13-how-we-can-use-uniswap

SushiSwapは発表されてからわずか3日間で$700Millionの資金が同プロジェクトに関連するスマートコントラクトに集まり、取引が活発化しました。一方でSushiSwapを巡って様々な議論も展開されており、本レポートでは2020年9月時点での情報をなるべく網羅的に扱うことを目的とします。

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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。