Uniswapの概要 Ethereum上で急速に存在感を高めたDEXの仕組み、インセンティブ設計

目次

  • 前提
  • Uniswapの仕組み(ETH<>ERC20の交換)
  • Uniswapの仕組み(ERC20<>ERC20の交換)
  • 安価なGas Fee
  • Kyber NetworkとBancorからそれぞれ受けている影響
  • Uniswapの拡大スピード、背景
  • エンドユーザーが流動性を提供するメリットとリスク、流動性提供の際に考えるべき期待値
  • Uniswapはプロトコルかアプリケーションか
  • Uniswapを利用したLiquid airdropsのアイデア
  • 総論

前提

本レポートでは、Uniswapの概要、仕組みについて解説をします。
Uniswapは、Ethereum上で稼働するDEXで、しっかりとした取引ボリュームを伴いながら存在感を高めているプロジェクトです。2018年10月にDevconにて発表されたプロジェクトです。Uniswapは、ファンドや株主は存在せず、Ethereum Faundationからの$100Kのグラントのみで成り立っており、ほとんど唯一のピュアなDEXであるという評価もあります。
Uniswapは、いわばインスタントDEXであり、BidとAskがある板トレードではなく、固定レートでの即時交換を提供するプロトコルです。特定の二者間の交換をマッチングするようなモデルではなく、コントラクトアドレスに不特定多数がプールしたトークンを交換できるようにします。
コントラクトアドレスを流動性プールとして利用し、誰でもそこに在庫(流動性)を提供したりアクセスすることができ、トークンをスワップすることができます。流動性プールに在庫を提供すると、交換手数料が流動性提供者に分配されるというインセンティブ設計が用いられています。この在庫提供は、任意のトークンとその価値分のETHを必ず2つセットでプールに入れ、ETHをUniswap上のブリッジ通貨にしています。
より詳細な設計と合わせ後述しますが、流動性プールの仕組みはKyber Networkから、価格決定メカニズムはBancorからの影響を強く感じ取れます。

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