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欧州トップクラスのユニコーン企業Revolut(チャレンジャーバンク)のビジネスモデル及び2019年度決算を概説

2020年08月18日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • Revolut概要
  • ビジネスモデル:収益ポイント
    • 2019年12月期連結決算書概説|コロナ禍で外貨両替は低迷するも、暗号資産取引は好調
  • 総論

前提

本レポートはチャレンジャーバンクRevolutのサービス内容、及びビジネスモデルを概説し、2020年8月に出された2019年12月期連結決算から同社の今後の動向を考察します。
Revolutは、正式に銀行業の免許を取得したモバイルアプリ専用のチャレンジャーバンクです。2020年初めの5億8,000万ドルの資金調達時に55億ドルの評価(2018年4月時点では17億ドルの評価)を得た欧州でもトップクラスのユニコーン企業でもあります。
同社は既存銀行にはない多くの革新的なサービスと優れたUI/UXで着実に成長を続けており、2019年末時点で英国、欧州を中心に1,000万(2018年度は350万口座)の個人向け口座と22万の法人向け口座を有する規模となり、執筆時点ではその商圏をさらに世界に拡大するための積極的な投資を続けています。2020年8月にオーストラリアへの導入が完了した他、日本にもベータ版リリースが告知されており、2020年8月現在は順番待ちリストへの登録受付をしています。
またRevolutは、法定通貨建ての銀行サービスが基本となりますが、暗号資産領域のサービスも、Paxos社の協力のもとで提供されています。
【関連レポート】ステーブルコインやゴールド担保トークンを発行する企業|PAXOSの事業モデル概観
https://hashhub-research.com/articles/2020-07-29-paxos-overview
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