ステーブルコインやゴールド担保トークンを発行する企業 PAXOSの事業モデル概観
2020年07月29日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Pax社の事業アセット及びtoBサービス概観
- デジタルアセット
- 暗号資産取引所itBit
- Paxos Crypto Brokerage
- Stablecoin as a Service
- 総論
前提
本レポートではPaxosの事業モデルについて概観します。
Paxosは米ドル価格に連動するステーブルコインPAXや金価格に連動するPAX Gold(PAXG)を発行する信託企業として知られますが、2012年設立当初はシンガポールの暗号資産取引所itBitの設立から始まっています。その後2015年にニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の承認を得たのちに、PAXやPAXGなどのステーブルコイン発行やtoB向けのサービスを展開しています。
またこの間にPaxosはRRE Ventures、Canaan Partners、Liberty City Venturesなどから9,300万ドル以上の資金調達を行っており、執筆時点でオフィス3拠点で110人の従業員を抱えるまで成長しています。
本レポートでは、同社の事業アセットである取引所(カストディサービス)、デジタル化技術の解説、また同アセットを活用したtoBサービスを解説します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。