ドイツ証券取引所・ドイツ銀行が提案する ブロックチェーンを使った担保資産管理の方法
2020年02月15日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Executive Summary
- 欧州の決済システムTARGET2とT2Sについて
- ブロックチェーンを使った担保資産の効率的利用
- 信用される第三者レイヤー(TTPレイヤー)
- 担保資産トークンレイヤー
- 担保資産トークンのためのDLT
- 総論
前提
本レポートではドイツ証券取引所とドイツ銀行(※市中銀行であって日銀のような中央銀行ではありません)が発表した『How Can Collateral Management Benefit from DLT?』の概要を紹介すると共に欧州で既に導入されている新しい決済システムについて概観します。
上記のレポートは担保資産管理に分散型台帳技術(以下DLT)を使うアイディアをまとめたもので、担保資産を担保化し、DLT上でやり取りすることによる担保資産の効率的な使用を提案したものです。
こちらの仕組みをより深く理解するために、欧州で導入が進められているTARGET2やT2Sについてまず解説します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。