ステーブルコイン決済インフラはどこで収益が生まれ始めているのか、BVNKとRainから事業構造を考える

2026年07月28日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • ステーブルコイン決済の市場規模は、オンチェーン総移転金額≠決済金額
  • 決済インフラ事業の役割は、ステーブルコインを見えなくすること
  • ステーブルコイン決済の代表企業
  • 総括

前提

ステーブルコインの収益モデルとして最も分かりやすいのは、発行残高の裏付けとして保有する短期国債等から金利収入を得るモデルです。TetherやCircleの利益構造がその代表です。
しかし、今後の事業機会を考えるうえでは、発行体だけを見ると市場の全体像を見誤ります。企業がステーブルコインを実際の支払いや資金管理に利用するには、銀行口座、法定通貨との交換、現地通貨への着金、本人確認、取引監視、カード、会計システムとの接続が必要です。
ブロックチェーン上で数秒で送金できても、その前後で銀行振込に数日かかり、受取人確認を手作業で行い、会計データを別途作成するのであれば、企業にとっての利便性は限定的です。反対に、利用企業がステーブルコインを意識しなくても、裏側でオンチェーン・レールを使い、安く、速く、休日も動くのであれば、導入価値は高くなります。
本稿では、そういった付加価値が収益になり始めているステーブルコイン決済インフラ事業を扱います。
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