ETHBの仕組み:ステーキングで利回りを生む現物イーサリアムETFはどう成立しているか
2026年07月10日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- ステーキングで利回りを生む現物イーサリアムETFはどう成立しているか
- 市場での位置づけ
- 全体構造
- スキーム①:ステーキングの仕組み
- スキーム②:報酬はどう生まれ、どう投資家に届くか
- スキーム③:ステーキングが償還にかける制約
- 価格算出(NAV)
- 総括
- 参考文献
ステーキングで利回りを生む現物イーサリアムETFはどう成立しているか
現物イーサリアムETFとは、イーサリアムのネイティブ資産であるether(ETH)を裏付け資産として保有し、その価格に連動するよう設計された上場投資信託(ETF)です。投資家は上場株式と同じ要領で証券取引所を通じて売買でき、ETHを自分で保管したり暗号資産取引所に口座を開いたりする手間はありません。
BlackRockのETHB(iShares Staked Ethereum Trust ETF)は、2026年3月12日にNasdaqへ上場したETH現物ETFです。同社のIBIT(現物ビットコインETF)と同じ骨格を持ちながら、保有するETHの一部をステーキングして報酬を得る点が最大の違いです。
本稿は、ETFの仕組みに馴染みのない読者に向けて、ETHB固有のステーキングがどう成り立っているかを、SEC提出資料(S-1・424B3・10-Q)を一次ソースに読み解きます。信託構造・カストディ・設定解約はIBITと共通するため要点にとどめ、詳細は関連レポートに譲ります。
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