無国籍資産の需要は終わったのか?金とビットコインをポートフォリオに加える再検討をする

2026年06月12日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • 無国籍資産は財政懸念と金融戦争のヘッジ手段(保険)である
  • 米国の財政は引き続き悪化している
  • 総括

前提


金とビットコイン市場が、同時に重要な局面を迎えています。
金は2026年初の高値から25%超調整し、ビットコインも最高値から45%下落しています。最高値からの下落率はビットコインの方が深いですが、米国のイラン侵攻後3月からの下落率については金の方が下落ピッチが早いです。

AI・半導体・大型IPO関連へ資金が移っているとの見方も強まっていますが、理由はそれだけではありません。兼ねてよりレポートで解説している通り、ビットコインについてはストラテジー社が構造的買い手であったことが少なくとも今は買い手として機能しておらず、むしろ売り手になることが懸念されています。
金については、金利見通しが変化して、年内利下げ観測が消えてむしろ利上げ可能性が出てきたことや、トルコやロシアなどが自国通貨を守るために金準備を売却していることで需給悪化が起きていることも起因しています。またインドも自国通貨を守るために、金の売却こそしていませんが、輸入関税を引き上げています。
金相場の巻き戻しは、2025年と2026年年初に記録的な上昇をした反動でもあるでしょう。
2025年は通貨価値毀損(ディベースメント)をテーマにしたトレンドでしたが、そのときのモメンタムは消え去りました。
筆者はこのトレンドが現出する前から無国籍資産の重要性についてレポートを配信してきた立場ではあります。
金とビットコインの代表的な無国籍資産が下落基調にある中で、改めて無国籍資産について考え直します。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。