BNB 価格動向とトークノミクス #2
2025年10月02日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 機関投資家による需要の増加
- 5月2日:VanEckが米現物BNB ETFのS-1をSECへ提出
- 6月下旬〜7月初旬:Nano LabsのBNB取得計画(最大10億ドル)と実購入の開示
- 7月28日〜8月:CEA Industries → BNB Network Company(BNC)の大型調達とBNB長期取得の明言
- マクロ動向
- 9月16日〜18日:規制リスク緩和観測(DoJモニター)とFRBの25bp利下げ――“直接トリガー”の連鎖
- 総括
前回のレポートでは、BNBのユーティリティやバーンメカニズムが価格形成にどのような影響を与えているかを考察しました。
今回のレポートでは一歩進めて、BNB価格を押し上げた具体的な出来事に着目し、時系列で整理していきます。2025年前半から10月にかけてBNBは過去最高値を更新し、ついに1,000ドルの大台を突破しました。
その背景には、機関投資家による明示的な購入計画やマクロ経済イベント、さらには規制リスクの後退といった事実が関与しているとの仮説があります。とりわけ、ニュースや公式発表がBNB価格にどの程度即時的な影響を与えたのかを検証することで、分析をより深めていきます。
機関投資家による需要の増加
2025年に入り、BNBは機関投資家や企業の資産ポートフォリオに組み込まれる動きが顕著になりました。
これは、BNBに限らずBTCやETHといった主要銘柄でも起きている動向です。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。