BNB 価格動向とトークノミクス #1
2025年09月27日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- ユーティリティ
- 四半期ごとのBNBバーンと市場の反応、リアルタイムバーンの規模
- 総括
BNBの価格は、2025年に入り堅調なパフォーマンスを見せています。
CoinGeckoによれば、2025年初では600ドル近辺でしたが、2025年9月現在では1000ドルを超え、2024年同月比で約66%の上昇となりました。
BNBの価格動向 2024.9~2025.9 CoinGecko (https://www.coingecko.com/en/coins/bnb)
なぜ、このような価格動向なのか?この期間にどのような出来事が起きていたのか?
なぜ、このような価格動向なのか?この期間にどのような出来事が起きていたのか?
本レポートシリーズでは、主に直近半年間(2025年 Q1/Q2)から9月現在を対象に、背景と現状について、BNBホルダーのみならず、今後の価格動向やトークンの仕組みに興味がある投資家を想定し、動向を理解するために掘り下げます。
ユーティリティ
BNBは、もともとBinance取引所での取引手数料割引やBNB Chain上でのガス料金支払いに使われるユーティリティトークンとして誕生しました。
しかし現在では、取引所サービスからオンチェーン利用など、幅広い役割を担うように進化しています。
BNBのユーティリティは、長期保有と積極利用の双方を後押しする仕組みを備えています。要約すると、以下のような点です。
- 取引所手数料の割引(現物・マージン最大25%等)
- BNB Chainのガス支払い
- LaunchpoolでBNBをステークし、上場前トークンを獲得できる
- MegaDropやHODLer Airdropsなどのエアドロップ施策で、長期保有者に追加リワードが配分される
- 実世界での支払い・ショッピングや、Binance Charity経由の寄付にも利用可能
たとえば、Binanceの報告によれば、BNBをBinance上で1BNBを保有し、Launchpool、MegaDrop、HODLerエアドロッププログラムに参加していれば、追加で約226ドル相当のトークン報酬を獲得でき、総リターンは553ドルに達していたとしています。
特典の詳細については、以下の記事に詳しいです。
四半期ごとのBNBバーンと市場の反応、リアルタイムバーンの規模
2025年4月16日にBNBの第31回四半期バーンが実施され、約157.9万 BNB(当時約9.16億ドル相当)が焼却されました。
供給削減は理論上は強気材料ですが、この直後のBNB価格は大きく反応せず、バーン後もしばらく約580ドル付近で推移しました。実際、価格上昇率は+0.85%程度に留まりました。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。