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RoninがEthereumへ帰郷|ゲーム特化サイドチェーンからL2への転身と$AXSへの影響

2025年08月22日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • 今回の発表内容を整理
  • EthereumサイドチェーンとL2の違いと進化の意義
    • サイドチェーンとL2の基本的な違い
    • Roninハックの教訓
    • Ethereumとの整合性と相乗効果
    • 前例と差別化
  • AXSトークンへの影響を考察
    • ポジティブな影響
    • 留意すべき懸念点
  • 総括

前提

先日、ブロックチェーンゲーム「Axie Infinity」で知られるSky Mavis社の独自チェーン「Ronin」が、大きな転換点を迎えました。2021年にゲーム特化のEthereumサイドチェーンとして誕生したRoninは、Axie Infinityの爆発的人気を支え、一時は累計NFT取引高42億ドル超という記録を打ち立てました(参考:https://www.bitget.com/news/detail/12560604915202)。
しかしながら、2022年3月には約6億ドル相当の暗号資産が流出するハッキング被害に遭い(当時史上で最大規模)、サイドチェーン固有のセキュリティ課題が浮き彫りとなりました。そうした中で、Ronin開発チームは2025年8月、「RoninをEthereumのレイヤー2(以下、L2と表記)チェーンとして再出発させる」という戦略を公式発表し、話題になっています。
これはまさに「Ethereumへの帰郷」とも言える動きであり、RoninネットワークとAXSトークン保有者にとって重要なニュースだと言えます。そこで本レポートでは、この発表内容をファクトベースで整理しながら、サイドチェーンとL2の違いや進化の意義、新トークノミクス「Proof-of-Distribution」の仕組み、そしてAXSトークンへの影響について考察します。
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