15分でわかる「Almanak 」|Agentic DeFi(またはDeFAI)時代の幕開けを理解する
2025年01月07日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 1. なぜ「AI×DeFi」が必要なのか?
- 2. Almanakとは|AIエージェントによる「自動投資・戦略最適化」
- 2.1.【主なサービス内容(機能)】
- 2.2.【対象となる顧客】
- 3.【トークノミクス】
- 3.1. トークン配分
- 3.2. 排出(Emissions)の仕組み
- 3.3.ガバナンス&ステーキング
- 3.4.【Almanakの主な収益源】
- 4.総括&所感
「DeFiがどんどん高度化して手に負えない…」「ふと気づくと新しいプロトコルや投資チャンスを見逃していた…」
そんな悩みを一気に解決するのが、Almanak(アルマナック)のAIエージェントです。
「もうDeFiは人力じゃ追えない」と感じた方こそ必見の、“Agentic DeFi(またはDeFAI/DeFi + AI)”時代の幕開けをユーザー視点、投資家視点の両面でご紹介します。
1. なぜ「AI×DeFi」が必要なのか?
DeFiが成長しすぎて人間では限界?
- プロトコルは数千、投資戦略は無数。研究や管理に途方もない時間がかかり、置いてけぼりを食らう投資家が増加。
- 90%以上がポートフォリオをまともに管理できていないという調査(@a16z)。
CryptoはAIにピッタリの世界
- ブロックチェーンはAIに口座開設の制約を課しません。AIだろうと人間だろうと、同じように「ウォレットとして活動」ができる土俵。
- AIが自ら資金を保有し、トークンを使って自動で投資・取引を行えるのは、まさに「分散型ネットワークならでは」です。
それならBotでいいじゃないか、というご意見もあるかと思いますが、Botとエージェントの違いは、
- Botは環境が変化しないことを期待し、あらかじめ定義された行動をとる。
- エージェントは、変化する環境からインプットを受け取り、目標に関連して情報を調整し、新しい情報を学習し、新しい行動を実行することができる。
つまり、DeFi領域のような新たなアルファが無数に湧いてくるワイルドな環境においては、その変化に応じた戦略調整を行えるAIエージェントの方が有利に機能する場面もあるのです。
ここまでくると「そりゃAIとDeFiは合うよね。だけどどうやって?」という疑問が浮かぶはず。そこで登場するのがAlmanakのようなAgentic DeFi(またはDeFAI)です。
※DeFAIプロジェクトの第一波は、主に以下3つの分野に焦点を当て出現し始めています。今回ご紹介するAlmanakは2.自律型取引エージェントを代表する事例です。
1.抽象化レイヤー(例:Griffainなど)
2.自律型取引エージェント(例:Almanak、Cod3xなど)
3.AI駆動型dApps(例:ARMA、Modiusなど)
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。