Babylon - BTCを独自チェーンのセキュリティに活用させる -
2023年11月21日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- はじめに
- Babylonの概要
- Comet BFT(旧Tendermint) の仕組み
- BTCをステークする仕組み
- 総括
はじめに
本レポートでは、Bitcoin上のBTCを利用してProof of Stakeチェーンに対してセキュリティを付与するプロジェクト「Babylon」について詳しく説明します。
様々な独自ブロックチェーンのフレームワークが登場し、多様なチェーンが普及する現在、Celestiaをはじめとして、ブロックチェーンやRollupのコア機能を代替する「モジュラーブロックチェーン」という概念が注目されています。Babylonは、Bitcoinをこのモジュラーブロックチェーンとして活用できるようにするプロジェクトです。
Babylonを採用したPoSチェーンでは、BTCホルダーがそのPoSチェーンに対してBTCを用いてステーキングできるようになります。このステーキングにより、チェーンのセキュリティが強化される一方で、BTCホルダーはPoSチェーンのブロック報酬の一部を収益として得ることができます。
本レポートでは、Babylonがどのような構造と技術を用いてこれらを実現しているのかを説明します。
本レポートでは、Babylonがどのような構造と技術を用いてこれらを実現しているのかを説明します。
また、モジュラーブロックチェーンや、プロジェクト自体へのステーキングによってセキュリティを高めるEigen Layerなどのレポートも併せて読むことで、より深い理解が得られるでしょう。
モジュラーブロックチェーンのトレンドを把握する
https://hashhub-research.com/articles/2022-11-12-trends-in-modular-blockchain
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Eigen Layerの現状 ロールアップ経済圏の拡大にみるEigen DAの競争優位性と課題
https://hashhub-research.com/articles/2023-08-22-state-of-eigen-layer-and-eigenda
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。