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web3クレデンシャルを知る#8|新たな潮流、増加しつつあるBNB chain*Cyber ConnectベースのWeb3クレデンシャル

2023年03月23日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提|新たな潮流、増加しつつあるBNB chain*Cyber ConnectベースのWeb3クレデンシャル
  • Cyber Connectの概要
    • 1.ccProfile(identityを表す)
    • 2.SubscribeNFT(Connectを表す)
    • 3.EssenceNFT(Contentを表す)
  • 総括

前提|新たな潮流、増加しつつあるBNB chain*Cyber ConnectベースのWeb3クレデンシャル

改めて、ここ数年の DeSocial 系プロジェクトのトレンドを振り返ると、2019 年から 2021 年にかけては ENS(Ethereum ベース)と POAP(Gnosis ベース)が主な流れを作り、2022 年以降は Lens protocol を含む Polygon ベースの DeSocial プロジェクトの開発が活性化し始め、DeSocial の主要な流れを形作ってきました。
そして 2023 年以降は、Polygon ベースの開発が引き続き進んでいる一方で、また新たな流れが生じてきており、これまでとは異なる様相を呈し始めています。

出典:Dune Analytics-@denze
上グラフは2022年初旬以降のDeSocialプロジェクトに紐づく新たなウォレット数を各ブロックチェーンごとに集計し、そのドミナンスを示したものです。2022年初旬まではEthereum(主にENS)、Gnosis(主にPOAP)が市場の多くを支配していましたが、それ以降はPolygon(Lens protocol、Galxe等)が市場の80%近くを占めていました。しかし2023年2月以降、BNB Chainが市場の50%近くを占めるほどの勢いで急激に市場を支配する展開となりました。

出典:Dune Analytics-@denze
この背景にはBNB chainベースの分散型ソーシャルグラフプロトコルCyber Connectの急成長が関与しており、特にこの2023年2月以降はBNB chainと同時期に共催していた「Web3ソーシャルハッカソン」の影響を受けてBNB Chain上の新規アドレスが急増したと考えられます。
このBNB ChainとCyber Connectを中心とした新たな潮流が一時的なものなのか、その後も続くトレンドとなるのかは執筆時点では判断できませんが、かつてDeFiがそうであったようにDeSocialの分野においてもBNB Chainを中心とした独自経済圏が今後形成されていく可能性は否定できません。
今回のweb3クレデンシャルを知る#8ではこのCyber Connectを中心としたBNB chainベースの新たな潮流を理解することを目的にCyber Connectの概要、その基本的な仕組みを解説します。また次回#9ではその経済圏の様子を理解することを目的にCyber Connectベースで開発されているソーシャルアプリ群(Link3等)を解説します。

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