Spectの概要|DAOの内部オペレーションを改善するミドルウェア
2022年12月09日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Spectの概要
- DAOではなく、なぜサークルなのか
- 総括
前提
これまでDAOへのコントリビュートはDiscordやGithubなど様々なプラットフォームでされてきました。議論の場であるforumや投票ツールのSnapshotを含めるとツールは多岐に渡ります。
オープンな場として誰もが参加可能であり、これまでにない組織のあり方として注目されていますが課題もあります。たとえば上述のとおり利用するプラットフォームが多くなってしまったり、オープンであることでコミュニケーションに混乱が生まれる場合があります。
全くの他者であるアドレスを信頼することは難しく、またコントリビューターの目的も異なるためオンボーディングの難易度が上がってしまいます。そこでSpectのようなミドルウェア・オペレーションツールが開発されています。
SpectはGitcoin passportやGuild.xyzを活用してシビル耐性(複数のアカウントによるフリーライドへの対策)を高め、コントリビュートをある程度限定することでDAOというよりサークルのような使い方を目的としています。
関連レポート:Web5をはじめとするGlobal Verification Network入門【後編】|Disco、Gitcoin passportにみるVCのユースケースと将来像
(参照:https://hashhub-research.com/articles/2022-07-02-global-verification-network-2)
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関連レポート:SNSプラットフォームに依存しないコミュニティ作成ツールであるGuild.xyzの概要
(参照:https://hashhub-research.com/articles/2022-11-28-about-guild)
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