Cosmos SDKを使ってブロックチェーンを作ってみよう 後編

はじめに

本レポートは、Cosmos SDKを用いて簡単にブロックチェーンを作成する方法を、実際に手を動かしながら解説していくレポートの後編となります。前編から読んでいただくことにより、開発を始める前に必要である基本的な知識を得ることができ、また開発環境の構築もできるようになっておりますので、まずはそちらから目を通していただければと思います。
本レポートでは、Ignite CLIの公式チュートリアルの中から、Loan Moduleに関する章を参考に、実際にLendingの機能を持ったDeFiチェーンを作成していきます。公式のチュートリアル通りだとうまく実行できないところや、わかりにくい部分もあるので、適宜補足しながら日本語での解説を行なっていきます。
他のチュートリアルを学んでみたいという方は、ぜひ別の章にもチャレンジしてみてください。
本レポートを読むことで、Ignite CLIを用いてCosmos SDKのモジュールを作成し、そのチェーン特有の機能を作成する方法をイメージできるようになるはずです。
また、今回作成するLoan Moduleとそれらを用いたブロックチェーンは、Cosmos SDKやIgnite CLIを学ぶために用意されたものであり、本番環境で使用するためのものではありません。ご注意ください。

全体の流れ

後編の本レポートでは、前編で用意したIgnite CLIを用いて、Lending機能を持つチェーンを作成していきます。基本的なソースコードはIgnite CLIのコマンドを用いることで、Ignite CLIが用意してくれるので、必要なモジュールが受け取るMessageの型と、そのMessageを受け取った際の処理についての部分を中心に実装していきます。

作るブロックチェーンの仕様確認
今回作成するLoan Moduleがどういうものになるのか確認します。基本的には自身の持っているトークンを担保にトークンを借りたいというBorrowerがローンの依頼を出し、それにLenderがトークンを貸し出すことで応じるという仕組みになっています。

各Messageとそれに対応する処理の具体的な実装
具体的に何を意図してどういう実装を行うのかの全体像を確認したのち、5つの必要なMessageとその処理を実装していきます。一つ実装するごとに実際にチェーンを立ち上げ、挙動に問題がないかを確認します。

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