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「NFTの再解釈」特集

2021年12月10日

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「NFTの再解釈」特集

出典:https://www.larvalabs.com/cryptopunks/details/4156
暗号資産の地合いが悪いこの時期(2021年12月9日)にCryptoPunks #4156が米ドル建てで過去最高落札額となるおよそ$10M(約11億円)で落札されました。

出典:https://www.larvalabs.com/cryptopunks
過去最高落札額か否かは、かねてよりETH建なのか法定通貨建なのかという話題にもなるのですが、法定通貨建では過去最高落札額、ETH建では過去3番目に高い落札額となります。

出典:https://www.larvalabs.com/cryptopunks/details/4156
#4156の過去のトランザクション履歴(上図表)を見ればわかるように、2017年に鋳造されてから2021年に至るまでは$0.01~$645(0.01~3.26ETH)で落札されており、2021年2月に急に$1.25M(650ETH)と高額落札されていることがわかります。
また今回の落札後すぐにETH建で過去最高額4.2Kを少し下回る4,160ETHで再出品していることから落札者はETH建で割安と判断したと邪推できなくはありませんが、その真意は今回の落札者本人にしかわかりません。
いずれにしても、今回のCryptoPunks#4156落札を法定通貨建で捉えるとクリプトカルチャー外に与えるインパクトは特に大きく、この不可解な事実をめぐって様々な憶測がなされ、良し悪し含めた物語の強化がなされていくのではないかと感じます。
2021年も終わりに差し掛かっていますが、今年を改めて振り返ってみるとNFT市場の認知拡大が大きく進んだ年と言えるのではないでしょうか。そしてNFTをきっかけにメタバースとWeb3.0を紐づけて捉えようとする傾向がクリプトコミュニティ内に止まらず、その外にまで波及しているような印象を筆者は受けています。
今回は2021年に再解釈されたであろうNFTについて、改めて再考する一材料として今年2021年に公開したNFTレポートを2本紹介いたします。
なお、NFTの解釈は多様であり、それは時や場所などに影響されて日々揺らぐ人間の解釈を反映するものですから、その差異を理解して今後の個々人の解釈の糧にして頂ければと思います。

※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。

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