NFTはなぜ高騰したのか 2021年のNFTのイベントと種類を振り返る
2021年09月09日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 2021年のNFTの振り返り
- NFTの価値となぜ高騰したかを考える
- 総論
前提
本レポートでは2021年のNFTの動きNFTの種類を振り返りながら、なぜNFTに価値が出ているのか、一部NFTが高騰しているのかを最新のトレンドを追いながら説明します。
2021年はNFTマーケットの盛り上がりが大きく、昨年の夏にDeFiが高騰したDeFiサマーのように今年はNFTサマーとも言える動きになっています。しかしNFTはDeFiに比べるとどこに価値があるのかがわかりにくく、なぜNFTが盛り上がっているのか、特に高騰している一部のNFTの価値がわからない人も多いと思います。このためにNFTの購入に踏み切れずNFTサマーの恩恵にあずかれていない人も多いと思います。
昨年のDeFiサマーではCompoundのガバナンストークンをきっかけに、トークンを持っていないDeFiプロジェクトが次々にガバナンストークンを発行しました。ガバナンストークンは株券のようにプロジェクトの方向の決定権を持ち、DeFiプロジェクトの成長がガバナンストークンの価値に繋がるというように、比較的価値が理解しやすいものでした。
しかしNFTはどこに価値があるのかが分かりにくく、また新しい要素も毎日のように出てくるために理解が難しいです。例えばEther Rockと呼ばれる岩に一億円以上の価値がついているのかは、一般人には不可解だと思います。
またここ数日でLootと呼ばれるNFTが話題を呼んでいます。Lootは一見すると文字だけのNFTですが、8月31日に発表されたばかりにもかかわらずFloor Price(最低購入価格)が13.9ETH(約550万円)と高騰しています。
また全NFTの累計売上高の中でも既に8位と、爆発的な人気です。
このNFTの口頭の理由を2021年のイベントをなぞりながら説明します。本レポートを読むことでNFTの価値の源泉を理解でき、NFT市場に自分の考えをもって入れるようになることを目的にしています。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。