国内取引所の決算と、ステーキングや積立サービスを分析する (2020年度12月期、2021年度3月期)

目次

  • 前提
  • 1.国内市場全体の状況
  • 2.取引所全体の決算状況
  • 3.各取引所の決算状況
  • 4.ステーキング、積立、スプレッドの比較
  • 5.総論

前提

本レポートでは国内暗号資産取引所の決算の分析と、一部取引所が行っているステーキング、暗号資産積み立てサービスを比較分析します。国内市場の全体感を定点観測する事と、業績を伸ばした取引所は何がポイントだったのかが分かる内容になっています。
前提として、各取引所で決算情報の公開時期が分かれているため、今回決算情報がそろったのはSBI VCトレード、bitFlyer、GMOコイン、コインチェック、bitbank、BitPointの6社です。下記レポートで対象にしていたDMMビットコイン、DeCurretは事業報告書や財務諸表をまだ発表していないために今回は掲載していません。
まず背景として国内の暗号資産市場全体の状況を簡単に説明します。次に各社の決算資料から利益と損益の理由を読み解きます。最後にステーキング、積み立てサービスを比較検討します。

1.国内市場全体の状況

まず国内市場全体の状況を見てみます。直近12か月の国内取引所の設定/稼働口座数を見ると、2020年中は口座の増加率が前月比で1~2%だったものが、2021年に入ると相場の高騰もあり4~5%と増加率が上昇しています。

出展:https://jvcea.or.jp/about/statistics/

2.取引所全体の決算状況

ここからは国内取引所各社の決算を表で比較します。各社で決算時期が異なるため、通期と四半期決算で分かれている点にご注意ください。
各項目の詳細は、このような内容を含んでいます。
  • 営業収益:売上(取引の手数料など)
  • 販管費:広告宣伝やシステム投資
  • 営業利益:売上から販管費を引いたもの(可読性がよいため以下では営利とします)
  • 経常利益:為替差損や取引所が保有する暗号資産の価値上下
  • 純利益:ハッキング被害などにより減少(以下では純利とします)
まず全社の一覧を見てみます。前提として各社の決算時期や期間がそろっていない点にご注意ください。上半分に年間で決算を出している会社を青字で、下半分に四半期で出している会社を緑字で示しています。この中ではCoincheckのみ年間と四半期の両方を出しています。
この中で伸長が目立つのが青枠で示している、SBIその他事業セグメント、Coincheck、GMOコインです。

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