MDEXの概要 トレードマイニングと流動性マイニングを備えた分散型取引所

目次

  • 前提
  • MDEXの概要
  • MDXトークンの概要・トークンエコノミクス
  • 総論

前提

本レポートではMDEXおよびその独自トークンであるMDXトークンについて解説します。
MDEXはAMM(Automated Market Maker)型の分散型取引所でEthereumとBinance Smart ChainとHuobi ECO Chain(Heco)の3つのブロックチェーン上に展開されています。いずれともEthereumを原型にしたブロックチェーンであり、EVM互換を持っているため2つのブロックチェーン上でアプリケーションを展開することが容易です。MDEXはその中でも特に積極的にBinance Smart ChainとHuobi ECO Chain(Heco)上で積極的にユーザー獲得をしています。
MDEXの特徴はデュアルマイニングモデルで、流動性マイニングとトレードマイニングをどちらも備えていて、流動性提供をしたユーザーとスワップ取引をしたユーザーの両方にインセンティブ設計がされています。
本レポートでは同プロジェクトの全体像を解説します。
公式サイト:https://mdex.com/

MDEXの概要

MDEXは、AMM型での分散型取引所であり基本的に形式はUniswapと同様です。AMMとは、Uniswapを代表とする形式の分散型取引所で、誰でも流動性提供ができる簡単売買取引所のようなものです。
基本的なコードベースはUniswapを元にしていますが、トークン配布方式に改良を加えており、流動性提供をしたユーザーとスワップ取引をしたユーザーの両方に独自トークンが配布されます。
流動性マイニングは、スマートコントラクトにトークンをデポジットしてその見返りにトークン配布で報酬を受け取るモデルです。SushiSwapやPancakeswapと同様です。
トレードマイニングとは2017年頃に中央集権取引所で見られたインセンティブ設計のモデルでトレードをするユーザーにインセンティブでトークン配布を行うモデルです。FCoinという取引所が初めにこれを行い、後にBitMaxなどの取引所が追随しました。
ブロックチェーン上に展開されている分散型取引所で、流動性提供側だけでなくスワップ側にも報酬を与えるのは珍しく、安価なトランザクション手数料のブロックチェーンの特性を活かしていると言えます。このインセンティブ設計のためHuobi ECO Chain(Heco)上では最もTotal Value Locked(プラットフォームにロックされているアセットの時価総額、以下「TVL」と称する)が高いプロジェクトであり、取引ボリュームも多くなっています。MDEXのトークンインセンティブについては次節でふれます。
MDEXの2021年4月下旬現在のTVLは約$2 billion(20億ドル)、1日あたりの取引ボリュームは$1.3 billion(13億ドル)で推移しています。

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