MetaCartel Ventures (MCV)の概要 トークンによってステークホルダーを分散化したベンチャーキャピタルのDAO
2020年12月01日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- MetaCartel Venturesの概要
- MetaCartel Venturesの仕組み
- MetaCartel Venturesの歴史
- ベンチャーキャピタルをDAO化するメリットとトレードオフ
- メリット
- トレードオフ
- MetaCartel Venturesの投資先
- 総論
前提
本レポートではMetaCartel Venturesの概要について解説します。
MetaCartel Venturesはトークンによってステークホルダーを分散化したベンチャーキャピタルのDAOです。通常のベンチャーキャピタルと同じようにスタートアップに資金を提供し、株式あるいはトークンを受け取る機能を持つDAOで、ファンドの投資の意思決定や、ファンドの出資者になることなどが全てEthereumのパブリックブロックチェーン上のオンチェーンガバナンスで執行されます。
2019年末にホワイトペーパーが公開され、その後間もなくメインネットで運用が開始されました。2020年12月時点で8件の投資が実行されています。
このような投資の意思決定が分散化したベンチャーファンドという観点として、類似するプロジェクトにThe LAOが存在します。
関連レポート:自律分散型ベンチャーキャピタルファンドThe LAO概観
https://hashhub-research.com/articles/2020-04-15-the-lao-overview
https://hashhub-research.com/articles/2020-04-15-the-lao-overview
本レポートでは、MetaCartel Venturesの概要、仕組み、法的建て付け、現時点での投資先などを概観します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。