中国のデジタル人民元の最新動向 流通方式・ユーザーインターフェース・国際的な影響 (2020年10月時点)

目次

  • 前提
  • デジタル人民元の基本概要・歴史
  • デジタル人民元の流通方式・システム
  • デジタル人民元のユーザーインターフェース
  • 2020年10月時点で行われているデジタル人民元に関わる実証実験
  • DCEPを急ぐ中国特有の事情とは何か
  • 国際的な通貨競争の観点でDCEPを考える
  • ブロックチェーン・プログラマブルマネーとの関連
  • 総論
  • 参照

前提

本レポートでは中国のデジタル人民元の最新動向を網羅します。
2020年以降、中央銀行発行のデジタル通貨 CBDC(Central Bank Digital Currency)は、主要各国の中央銀行が検討を開始する一大テーマとなっています。その中でも最も先行しているのは中国です。中国は2019年にデジタル人民元プロジェクトを公にしており、2020年8月からパブリックテストを開始しています。
今回のレポートでは2020年10月時点で判明しているデジタル人民元の全体像を解説します。流通方式、ユーザーインターフェース、現時点でのパブリックテストの概要まで、可能な限り網羅した内容となっています。また後半では筆者の考察として、CBDC化を急ぐ中国特有の事情とは何か、国際的な通貨競争での視点、ブロックチェーン・プログラマブルマネーとの関連についてそれぞれ触れています。
なお、中国の中央銀行にあたる中国人民銀行自体は、デジタル人民元プロジェクトについてCBDCという言葉を使用しておらず、DCEP(Digital Currency Electronic Payment, DC/EP)という言葉を使用しています。以降、本レポート中では公式の発表に習いDCEPという言葉を用います。

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