Synthetixの売り圧力調整構造からトークン設計を学ぶ
2020年06月25日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Synthetixの歩み
- Synthetixは如何にしてSNXの時価総額を引き上げたか
- プロトコルによる売り圧の削減の妥当性
- 総論
前提
本レポートではSynthetixのトークンモデルが如何にして売り圧を減少させる仕組みになっているかを解説します。Synthetixはトークンモデルのみならずプロジェクト自体に賛否両論がありますが、SNXのトークンモデルはケーススタディとしては多くの気付きを与えてくれるものであり、トークン設計者の立場からも学びが多いです。
ここではSynthetix内でのトークンのライフサイクルを概観しながら、その都度、公式チームがどのような施策を打っているかを見ていき、トークンモデルを分解することで、トークン設計の解像度を上げることを狙います。
Synthetixの概要は以下のレポートをご覧ください。以下のレポートを閲覧済みでなくとも理解できるような書き方をしますが、ご覧になってからのほうが理解度は高まります。
*参照レポート:Synthetixの本質を俯瞰して理解する
https://hashhub-research.com/articles/2020-04-25-synthetix-deep-dive
https://hashhub-research.com/articles/2020-04-25-synthetix-deep-dive
またSynthetixをビジネス開発の観点から論じたレポートもあります。
*参照レポート:Synthetixの近況 2019年に最も価値を高めたDeFiプロトコルはどのように成長したか
https://hashhub-research.com/articles/2020-01-26-synthetix-activity
https://hashhub-research.com/articles/2020-01-26-synthetix-activity
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。