日本国内における主要な金融IT会社の概観 各社の金融セグメント売上、強みとするシステム領域や特徴
2020年06月19日
目次
- 前提
- 金融システムのインフラストラクチャー
- NTTデータ
- NRI 野村総合研究所
- 日本IBM
- 日本ユニシス
- 富士通
- シンプレクス
- 住信SBIネット銀行
- GMO系(ペイメントゲートウェイ、GMOあおぞらネット銀行)
- 金融システムを担う会社の変遷とその考察
- 総論
前提
本レポートでは、日本国内における主要な金融IT会社の概観を行い、その強みや特徴を取り上げます。
今回は日本の金融システムの開発を手掛ける主要な会社を取り上げ、それぞれの会社がどのようなシステムを手掛けているのか等を概観します。
今回概観する企業は規模が比較的大きく特徴的な6社と、それに加えて、これまで金融の「システム会社」としては認知されていなかったものの、そういった性格を持ち始めている2社を加えて合計8社を取り上げます。
各社の売上高情報などについては、執筆の2020年6月時点で発表されている直近決算情報を元にしています。および、本レポートで示す、売上に対する金融ソリューション比率は、各社の呼称は異なるものの、それに類推するセグメントから抽出しています。また、各社が手掛ける案件や一部取り上げる収益モデルなどは、いずれも公開情報のみを参照としています。
国内の金融システム業界がどのように構成されているか概観するレポートとして利用頂ければ幸いです。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。