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スマートシティ構想の中でブロックチェーンはどのように使われるか

2020年02月11日

目次

  • 前提
  • 中国のスマートシティ
  • ID×ブロックチェーン
  • 電力領域×ブロックチェーン
  • モビリティ×ブロックチェーン
  • 総論

前提

本レポートではブロックチェーン利用を軸にしながら、主に中国のスマートシティ構想について概観します。
スマートシティという単語自体はバズワード化した印象を受けますが、近代的な街作りという意味では世界中で次世代の方向性が模索されています。スマートシティを構成するのは、IoTやAI、センサー技術によるデータ分析、環境保護を含めたエネルギー政策、それに伴う分散型の発電・蓄電、スマートグリッドやP2Pでの電力取引、自動運転をベースにした無人配送やキャッシュレスを前提とした無人店舗型の小売業など様々な要素です。
スマートシティという単語は明確な定義なしに使用されています。本レポートはスマートシティそのものを論じるわけではないため、明確な定義は行いませんが、便宜上、DX(デジタル・トランスフォーメーション)と同様に「今から新規に都市を作るとすればどのような設計になるのか」の答えとしてスマートシティという用語を使います。
日本では内閣府がSociety 5.0なるものを提唱していますが、内容は「IoTやAI、ロボットの活用によって、環境保護や資源ロスの削減、社会コストの抑制、持続可能な産業化、格差の是正を行い経済発展と社会的課題の解決を両立する」という内容になっており、やはり意味が曖昧なまま使用されています。
本レポートではスマートシティを構成する要素の中からブロックチェーンを使った仕組みについて概観します。
このレポートはPro会員限定です。
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。