Banking-as-a-Service(BaaS)の未来 金融はいかに機能となって様々なサービスと疎結合するか
2020年02月10日
目次
- 前提
- Banking-as-a-Serviceの背景や動向
- アメリカでのBanking-as-a-Service
- 最初からモジュール化された金融機能として設計がなされているパブリックブロックチェーンにおけるDeFi
- 日本においてBaaSはどのように浸透するか
- 総論
前提
「金融が機能になる」と言われて久しいです。これは様々な証券・貸付・保険などの機能が細分化して、他のサービスの一部に取り入れられることを意味します。
これまで証券会社や貸付業務をしていた金融事業者が、そのサービスを部分化して他のサービス事業者が利用できるようにする、このコンセプトはBanking-as-a-Service(BaaS)と呼ばれます。なおブロックチェーンのノードやデプロイをするSaaSもBlockchain-as-a-Service(BaaS)と呼ばれ、略称が同じですが、別物です。
今後、様々な金融サービスが個別の機能となり、私達が普段使用する非金融サービスに疎結合するはずです。今回のレポートでは、このトレンドについて解説します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。