パブリックブロックチェーンの基礎の基礎
2024年06月12日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 暗号資産とブロックチェーンは何を指している?
- Q「誰もが、と言っても結局のところ誰が運営しているの?」
- A「専用の大規模なマイニング設備(計算マシン)を持っているマイナー(Miner)が共同で運営しています」
- Q「そのようなコストを支払ってまでマイニングに参入する意味は?」
- A「優れたマイナーには新規発行されたBitcoinが支払われます」
- Q「それだけの報酬が得られるなら世界中の人がマイニングに参加したいはず。ブロックを生成する権利は、どのマイナーに割り当てられるのか?」
- A「計算競争に打ち勝って、最初に適切な答えを提示したマイナーが権利を得ます」
- Q「Bitcoinのブロックチェーンを継続させるために、経済インセンティブとして使えるネイティブコインが本当に必要なのか?胡散臭い」
- A「Bitcoinの革新性は、中央銀行や認証機関など特定の組織に依存することなく、ブロックチェーンを持続的に運営できる点にあり、そのためには経済的なインセンティブが必要なのです」
- Q「ネイティブコインが必要なのは分かった。でもこのネイティブコインに価値があるかは別の話では?」
- A「その通りですが、問題ありません。問題にならないような仕組みが内蔵されています」
- Q「BTCの価格付けが市場に委ねられているのであれば、BTCが今から1万円になることもありえる。そうなるとセキュリティは弱くなるのでは?」
- A「弱くなりますが、それもある種の合意です」
前提
基礎講座シリーズでは「専門的なレベルまでは深堀りしたくないが、1時間だけ真剣に学んで最低限の理解を確保しておきたい」という方を対象に、ブロックチェーンを調べたり説明したりすることを専門にしている我々が情報共有を行っていきます。
今回は「Bitcoin等に使われているパブリックチェーンって何?」という疑問をお持ちの方を対象に、パブリックチェーンをベースにした暗号資産と“ブロックチェーン”と表記されること多いプライベートチェーンの違いを明確にした上で、よくある疑問のうち半分程度を解消することを目指します。
プライベート/コンソーシアムチェーンについては別途解説を行います。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。