差別化が難しいステーキングサービスに ユニークな機能の実装を試みる事例 Stake Capital
2019年12月05日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 営利企業にDAOの要素を持ち込もうとする「Stake Capital DAO」
- ステーキングしているトークンに流動性を持たせるLTokens
- 総論
前提
本レポートでは、差別化が難しいステーキングサービスにユニークな機能の実装を試みる事例を解説します。ステーキングサービスとは、COSMOSやTezosなどのノードを運用し、トークンを保有するユーザーからデリゲート(委任)を受付けて、ユーザーが得るステーキング報酬の一部から手数料収入を得るモデルです。ステーキングサービスについてより詳しい背景解説は下記のレポートで行っています。
*レポート:これからできるProof of Stakeの経済圏。その周辺ビジネスレイヤー、その考えうる影響など
https://hashhub-research.com/articles/2018-12-12-pos-economics
https://hashhub-research.com/articles/2018-12-12-pos-economics
このようなサービスは、これからPoSのブロックチェーンが増加することから大きな市場が生まれることが想定でき、同様のステーキングによる報酬配布をCoinbaseやBinanceなど大手取引所も開始しています。このことからステーキングに特化した企業のサービスが、取引所との差別化を図ることが難しくなることが今後予想されます。
そういったステーキングサービスはどのように差別化をし、ユニークな点を作るか、その事例になりえる企業がStake Capital(参照:https://www.stake.capital/ )であり、本レポートでは、同社の事例を解説します。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。