ICE傘下のBakktのローンチ後の反応やこれからの課題 Bitcoinの機関投資家市場の整備について
2019年10月17日
目次
- 前提
- Bakktのローンチ後の反応
- ブローカーディーラーとして翌日現物受け渡し先物の取り扱いの難しさ
- 次に埋まるべきパーツはほふりとクリアリング機構
- 総論
前提
ニューヨーク証券取引所の親会社であるICEの新会社であるBakktは9月23日にローンチを果たしました。
現物を翌日受け渡しをする先物を提供する形式であり、極めて現物取引に近い形の同取引所はBitcoin市場に大きい影響を与えると期待されていました。
執筆時点でローンチから約1ヶ月になりますが、本レポートでは、この時点でのBakktの現時点での反応と課題を整理します。
Bitcoin市場がどの程度成熟段階にきているかについては下記のレポートでも纏めました。
*レポート:Bitcoin市場はこの2年でどの程度効率的になっているか。Bitwiseレポート要約
https://hashhub-research.com/articles/2019-09-26-bitwise-report
https://hashhub-research.com/articles/2019-09-26-bitwise-report
あわせて読むことでBitcoinの機関投資家市場の整備や、金融商品としてBitcoinがどういったフェーズにあるかを概観できるはずです。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。