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Decredの概要。SoV(Store of Value)と民主的ガバナンスのどちらも備えた暗号通貨を目指すプロジェクト

2019年09月19日

目次

  • 前提
  • Decredの概要
  • PoW/PoSハイブリッドによるブロック生成の仕組み、ブロック報酬
  • トークンディストリビューション・資金調達
  • Decredによるガバナンス、トークンホルダーが管理するコミュニティファンド
  • 総論

前提

本レポートでは、Decredの概要を解説します。
Decredは、2016年にローンチをしたブロックチェーンであり、PoW/PoSのハイブリッドであり、オンチェーンガバナンスの機能を持つことが特徴です。
2018年から2019年にかけてトークンホルダーが、ブロックチェーンのアップデートに対して議決権を持つオンチェーンガバナンスの仕組みが注目されています。
最近にローンチされたブロックチェーン、例えばCOSMOS・Tezos・EOSなどは大なり小なりトークンによるガバナンス参加が行えるように設計されています。
Decredは派手さもなく、国内外において注目度は決して高くないプロジェクトですが、このオンチェーンガバナンスの先駆けプロジェクトでもあり、今に至るまで運用されているプロジェクトです。 
オンチェーンガバナンスについて基本的な概要は下記のレポートで解説しています。
*レポート:ブロックチェーンのガバンスモデルについて。トークンを用いたソフトウェアのアップデートを熟慮する。
https://hashhub-research.com/articles/2018-10-04-overview-of-blockchain-governance
今回のレポートでは、同プロジェクトの概略からブロック生成の仕組み、ガバナンスの現状までを網羅します。
Decredサイト:https://decred.org/
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。