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世界最大の取引所Binanceの2019Q1の状況 および2019年時点での戦略など

2019年04月25日

目次

  • 前提
  • Binanceの2018年までの収益はどのように推移したか
  • 2019Q1の収益予測
  • Binanceはいかにトークンを経営に上手く活用しているか
  • Binanceの法定通貨取引所の戦略
  • 総論

前提

2018年は一貫して暗号通貨市場は下落相場でした。多くの業界のビジネスプレーヤーは、暗号通貨価格にレバレッジをかけて運営をしている構造になっていたり、そうでなかったとしても多くの顧客・ユーザーのトラクションを失いビジネスが失速し、苦しい状況に陥りました。
2017年-2018年の暗号通貨のブルマーケットでは、Coinbase・Binance・ConsenSys・Bitmainの4社は目覚ましい利益をあげ、済まさじいスピードで会社の時価総額を上げました。
しかし、ベアマーケットの中、特にConsenSysとBitmainの2社はビジネスが失速、両社とも全従業員の半数にわたる大規模なリストラと経営体制の刷新がアナウンスされたのが2018年の後半です。その中で、売上が減少しているとは言え大規模なリストラも行っておらず、継続して売上収益を上げているセクターは取引所です。
グローバルのボリュームでトップ10圏外の取引所の収益は決して優れていないですが、トップ10圏内を目安にした取引所各社の営業は、2018年も黒字の会社が多いだろうと筆者は推測しています。その中でも、本レポートでは、執筆時点で世界最大の取引所であるBinanceにフォーカスをして、彼らはどの程度の収益を上げているか、2018年の実績および2019年の収益予想を行います。
同様の分析について、Coinbaseにもフォーカスして下記のレポートも配信しています。
*過去レポート:米国最大の取引所Coinbaseの2019Q1の状況 2018年までの収益推移、および2019年の売上予想
https://hashhub-research.com/articles/2019-04-25-coinbase-2019q1
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。