暗号通貨評価の次のステップ〜Burniske氏のトークン評価モデルを改良したHASH CIBモデルとは〜
2019年03月07日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- HASH CIBとは
- 前提知識
- HASH CIB評価モデル
- HASH CIBの評価手法を用いたハンズオン演習
本レポートでは、ロシアの暗号通貨投資会社であるHASH CIB(HASH Crypto Investment Bank)が公開した暗号通貨評価モデル「HASH CIB評価モデル」を翻訳してご紹介します。以下の記事にて原文をお読みいただけます。
The Next Step in Cryptoasset Valuation
https://medium.com/@HASHCIB/the-next-step-in-cryptoasset-valuation-34bade0386de
https://medium.com/@HASHCIB/the-next-step-in-cryptoasset-valuation-34bade0386de
HASH CIB評価モデルは、動的な流通速度を採用し、対象期間の各年の追加的な現在実用価値を計算の主軸においていることが特徴です。この「追加的な価値」については後述しますが、企業を評価する手法ではなく銀行を評価する手法から着想しているのも興味深い点です。
本レポートではこのモデルを、Burniske氏のモデルおよびMulticoin Capitalのモデルと比較しながら、できるだけわかりやすく解説していきます。レポート後半に挿入されている比較グラフを見るだけでも、これら3つのアプローチの違いが直感的にご理解いただけるかと思います。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。