P2Pファイル共有プロトコルBitTorrent、その仕組みと略歴、トークン発行まで

2019年01月31日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提・P2Pファイル共有プロトコルBitTorrentとは
  • BitTorrentの特徴
  • BitTorrentでファイルが共有される順序
  • 企業としてのBitTorrent
  • TRONのファウンダーによる買収と、それに対する批判・指摘
  • BitTorrent Token(BTT)のICO・トークンモデル
  • BitTorrent Token(BTT)のトークンディストリビューション
  • TRONとBitTorrentの関係についての考察と、興味深い点
  • 総論

前提・P2Pファイル共有プロトコルBitTorrentとは

BitTorrentは、P2Pのファイル共有システムのプロトコル、およびこれを採用したソフトウェアを指します。
2003年にBram Cohenによって公開されたBitTorrentは、P2Pのファイル共有システムとして現在使われているもので最も長い歴史を持つ形式のひとつであり、そのトラフィックも非常に大きいオープンソースプロジェクトです。
BitTorrentは、ネットワーク内の参加者が協力しあい、ファイルのアップロードおよび、ダウンロードを効率的に行う仕組みです。
BitTorrentのプロトコルを採用したソフトウェアがインターネットで占めるトラフィックは、2008-2010年頃がピークで、当時の全トラフィックの30%程度を処理していたと報告されています。
正確な数値は定かではありませんが、当時非常に巨大なトラフィックを持っていたことは確かですし、今でも重要なファイル共有プロトコルです。
2018年6月にTRONのファウンダーであるJustin Sun氏が、このBitTorrentの開発を主導する株式会社であるRainberry, Inc(旧BitTorrent, Inc)を買収しました。
BitTorrentは、2019年1月にICOを行い、BTT(BitTorrent Token)を発行し、プロトコルの一部にこのトークンのユースケースを組み込みます。
後述しますが、同買収については非難する声も多いです。
しかし、ブロックチェーンプロジェクトが既存のオープンソースのプロトコルをここまで大規模に買収して、トークン設計を組み込むということ自体は非常に珍しい事例であり、考察すべきであると考えます。
そこで本レポートでは、BitTorrentの仕組みと略歴、トークン発行までを網羅して解説します。
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