Bitcoin現状分析 2026年3月|「底」でも「天井」でもない。 オンチェーンデータが示す3つのシグナルと、一つの異変。

2026年03月03日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
ビットコインのチャートを眺めるだけでは、見えないものがあります。
価格は執筆現在6万9,000ドル(約1090万円)前後。2025年10月につけた史上最高値12万6,000ドルから約45%下落した水準です。数字だけ追えば「下落相場」の一言で片付けられそうですが、ブロックチェーン上の取引データをもとに算出された各種指標を重ねると、もう少し複雑な構造が浮かび上がってきます。
弱さを示すシグナルが3つ。そしてその弱さと矛盾する、一つの異変。今のビットコインはそういう局面にあります。

シグナル①MVRV比率約1.2 ――「回復途上」を示す体温計

MVRV(Market Value to Realized Value)比率は、現在の市場時価総額を「全保有者の取得コスト合計」で割った数値です。市場全体として平均何倍の含み益があるかを示す、いわば体温計のようなものです。
現在値はおよそ1.2。全保有者の平均取得コストは約5万3,000〜5万4,000ドルと推定されており、現在価格はそれを約20%上回っています。過熱感はありません。
MVRV比率チャート。現在値約1.2は「冷静ゾーン」に位置する(出典:blockchain.com)
歴史的に本格的な底値は、この比率が1.0を割り込む局面と重なってきました。記録上は2011年にも同様の水準がありますが、当時はビットコインの流動性も市場参加者も現在とは比較にならない黎明期であるため、実質的な相場サイクルの参照としては2015年・2019年・2022年11月(FTX破綻後)の3回が意味のある比較対象です。現在の1.21はそのゾーンから脱しつつある一方、本格的な強気相場の入り口とも言えない。上に向かう確信がまだない局面です。長期保有の視点では、歴史的に見て魅力的なゾーンに位置していることは確かです。(※過去のデータはいかなる将来のリターンも保証しません。)

シグナル② 保有者の約半数が含み損 ――10年で3回しかない水準

流通しているビットコインのうち、現在価格より高い値段で取得した、つまり含み損を抱えているBTCの比率が約50%に達しています。
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