web3ソーシャル領域の代表格の一つであるFarcasterエコシステムの動向 24年9月
2024年09月27日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- Farcasterの全体動向
- Farcaster DAU(日毎のアクティブユーザー数)
- Farcasterの日毎のcast(投稿)、リアクション(反応)、リンク数
- Farcaster Framesの週毎のトランザクション数の推移
- トレンドワード
- 主なアップデートニュース
- Warpcastが、新たに「5ドル報酬システム」を開始
- ZoraとRodeoを基盤にしたクリエイター向けFarcasterクライアント「Kiosk」がβ版の案内をアナウンス
- Farcasterのチャンネル機能に関する変更予定について
- Farcasterでのミニアプリの台頭
- 総括
前提
このレポートでは、執筆時点(2024年9月26日)までのFarcasterエコシステムの動向を観測しながら、主なアップデートニュースや幾つかのテーマに関する深掘り解説を提供しています。なお、Farcasterエコシステムのニュースを全て把握することは目的としていません。
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Farcasterの全体動向
Farcaster DAU(日毎のアクティブユーザー数)
全体的な傾向として、9月に入ってもFarcasterのアクティブユーザー数は、8月後半に比べてさらに減少傾向が続いているように見られます。特に、黄色の「trailing avg(7日間の平均)」ラインを見ると、9月も一定の下落が見られることから、8月の後半から9月にかけてアクティブユーザー数の減少が顕著であることが確認できます。また、キャスト数やリアクション数も引き続き低下傾向にあり、リアクション数を示す青いラインが8月末から9月にかけてさらに下がっていると言えます。
Farcasterの日毎のcast(投稿)、リアクション(反応)、リンク数
全体的に、9月に入ってからもFarcasterのアクティビティは8月のレベルを維持しているか、若干の上昇傾向が見られます。特に、キャストやリアクションのボリュームが継続的に高い水準を保っており、エンゲージメントの活発さが見受けられます。青色のキャストボリュームは、8月後半にかけて若干の増加があり、その後も安定して推移しています。また、リアクションを示す赤色のボリュームも同様に安定しており、リンクボリューム(灰色)も緩やかに回復傾向にあります。
その中でも、特にリアクションのボリュームが増加していることから、ユーザー同士のエンゲージメントが回復しつつあり、アクティブなユーザーが積極的に関与している傾向が見て取れます。したがって、9月においてもFarcasterのアクティビティは一定の水準を維持し、ユーザーの行動は引き続き活発であると言えるでしょう。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。