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Web3.0における最新資金調達トレンド分析 #31

2024年07月29日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • #31_資金調達の潮流
    • 2.「直近1週間」
    • 3.「2024年度Q3」
    • 4.補足資料
    • Mining
    • Infra
    • DeFi
    • Games
    • Tools
    • Social
    • NFT

前提

本シリーズでは、どのようなWeb3.0関連のスタートアップやプロジェクトに資金が集まっているのか、その最新の傾向とパターンを解説します。今回の#31では、2024年7月20日から2024年7月26日にかけての資金調達活動を調査し、どのカテゴリーが最も注目を集め、どのような特徴が見られるのかを分析しています。

【今週の主な話題】
  1. 元Base/Coinbaseの従業員3人が共同設立したWeb3ゲームインフラスタートアップ「NPC Labs」がプレシードとシードラウンドで合計2100万ドルを調達
  2. Bitcoinレイヤー2「Bitlayer」および「Mezo」がそれぞれ資金調達
  3. Monadブロックチェーン上の3件のDeFiプロトコルが資金調達、Monadエコシステムの開発が進む
  4. Ethereumロールアップ周りの資金調達:「Cardera」および、Pudgy Penguinsの親会社Igloo, Incが開発する「Abstract」がそれぞれ資金調達
※本レポートでは当該期間中のトレンドのみを取り上げて解説します。各プロジェクト概要は添付リストの概要欄及び参照URLをご参考ください。

#31_資金調達の潮流

※グラフ記載の$_Mは当該期間中の調達合計、(_cases)は調達したプロジェクト件数を表しています。なお、資金調達報告は確認されているものの調達額が公開されていない場合は、ケースとしてカウントしてはいますが、調達額の計算には含んではいません。
以下、「2024年7月」「直近1週間」「2024年度Q3」の資金調達の潮流を概説します。

1.「2024年7月」

調査時点で観測している7月の投資ラウンド件数は計101件、公開情報に基づく調達額は約$1.09B(※非公開情報を含まない金額)の資金調達報告を確認しています。

2.「直近1週間」

直近一週間の投資ラウンド件数/週は29件、公開情報に基づく調達額/週は約$216M(※非公開情報を含まない金額)です。

この期間中、公開された資金調達額ではマイニングセクター($92.5M)、インフラセクター($51.7M)、Gamesセクター($24M)の順に大きく、件数ではインフラ(9件)、DeFi(9件)、Games(4件)の順に多くの資金調達報告を確認しています。

2.1.元Base/Coinbaseの従業員3人が共同設立したWeb3ゲームインフラスタートアップ「NPC Labs」がプレシードとシードラウンドで合計2100万ドルを調達

元Base/Coinbaseの従業員3人が共同設立したWeb3ゲームインフラスタートアップ「NPC Labs」がプレシードとシードラウンドで合計2100万ドルを調達。
コアプロジェクトはBase上に構築されたゲームスケーリングエコシステム「B3.fun」です。
B3.funは、高いトランザクション速度とほぼガスフリーの取引を実現するLayer 3エコシステムとして開発されています。NPC Labsは、開発者がゲームを楽しく簡単に構築できるよう支援し、オンチェーンゲーム文化とエコシステムの確立を目指しています。
出典:B3.funs
[参考]
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2.2.Bitcoinレイヤー2「Bitlayer」および「Mezo」がそれぞれ資金調達

Bitcoinレイヤー2ソリューションを開発する「Bitlayer」および「Mezo」がそれぞれ資金調達を実施。
出典:Bitlayer
Bitlayerは、Franklin TempletonとABCDEが共同リードするシリーズAラウンドで1,100万ドルを調達。調達資金はグローバル展開とプラットフォーム開発に使用されます。
[参考]
[関連レポート]
出典:Mezo
一方のMezoは、Ledger Cathay Fund主導の戦略的資金調達ラウンドで750万ドルを調達。今回の資金を用いて、そのネットワークの採用を拡大し、ビットコインステーキングプラットフォームであるAcreを含む製品を統合する計画です。なお、Mezoは2024年4月にPantera Capital主導で2100万ドルを調達しています。
[参考]
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。