Web3.0における最新資金調達トレンド分析 #12
2024年03月17日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 1.[Infra]_$156M
- 2.[Games]_$39M
- 3.[CeFi]_$20M
- 4.[NFT]_$19.9M
- 5.[Tools]_$14.2M
- 6.[DeFi]_$13.8M
- 7.[Social]_$9M
- 8.[その他]_$2M
前提
本シリーズでは、どのようなWeb3.0関連のスタートアップやプロジェクトに資金が集まっているのか、その最新の傾向とパターンを解説します。今回の#12では、2024年3月9日から2024年3月15日にかけての資金調達活動を調査し、どのカテゴリーが最も注目を集め、どのような特徴が見られるのかを分析しています。
※本レポートでは当該期間中のトレンドのみを取り上げて解説します。各プロジェクト概要は添付リストの概要欄及び参照URLをご参考ください。
【要旨】#12_資金調達の潮流
※グラフ記載の$_Mは当該期間中の調達合計、(_cases)は調達したプロジェクト件数を表しています。なお、資金調達報告は確認されているものの調達額が公開されていない場合は、ケースとしてカウントしてはいますが、調達額の計算には含んではいません。
上記スライドには、2014年以降、2024年度、そして直近1週間の資金調達総額の推移がグラフで示されています。2024年度の資金調達は約$1.95Bに達し、332件の事例がありました。この中で、インフラ関連のプロジェクトが最も活発に資金を集めており、中央集権型金融(CeFi)、分散型金融(DeFi)がそれに続いています。
直近1週間は、インフラ関連の資金調達が引き続き活発であることに変わりはなく、今年テストネットを公開したばかりのBerachainが評価額$1.5B(ユニコーン)で$69Mを調達したほか、Solana Virtual Machine (SVM)を使用する初のEthereum Layer-2の開発を行うEclipseが$50Mの資金調達、Zkブリッジの開発を行うPolyhedraが評価額$1Bで$20Mの資金調達を行なっています。いずれのプロジェクトもクリプト界隈で大きな期待を寄せられている重要なプロジェクトです。
このほかゲーム関連、NFT関連プロジェクトによる資金調達が目立つ結果となりました。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。