ether.fiの概要 ステーカーの参入障壁の緩和とEigen Layerによるイールドの増幅
2023年11月15日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- ether.fiの概要:ステーカーへのグラデーションのある選択肢
- ether.fiの仕組みとインセンティブ提供の取り組み
- Eigen Layerへのリステーキング
- ロイヤリティポイント
- ether.fan
- パートナーシップの現状
- 投資家視点でのether.fiを利用する上でのポイント
- リスク
- 総括
前提
本レポートは、リキッドステーキングプロバイダーであるether.fiについて解説します。
イーサリアムのネットワークの本質的な分散化には、すべての個人が自由に参加できるようにすることが重要です。しかし、ノードの運営には技術的な知識や継続的なメンテナンスが必要であり、このためにノード運営が特定の専門家や組織に集中する懸念があります。
現在はリキッドステーキングプロバイダーを通じて多くのユーザーがステーキングに参加していますが、これによりステーキングプロバイダー自体の集中化が懸念されています。
ether.fiは、このようなステーキング主体の集中化問題の解消を考えるリキッドステーキングプロバイダーであり、Eigen Layerとの連携によりステーキングイールドの向上によって持続的なステーカーへのインセンティブの提供と運営を目指しています。
本レポートでは、ether.fiの概要を解説しながら、その取り組みをより効果的にするロイヤリティポイントの仕組みや懸念点を説明します。
また、ether.fiは、DeFiプロトコルを利用する個人投資家の観点では、ehter.fiとEigen Layerの両方のトークン発行に関与できる可能性があります。そのため、現時点で推奨されるアクションリストを併せて網羅して解説します。
基本情報関連リンク
- 公式サイト:https://www.ether.fi/
- ドキュメント:https://etherfi.gitbook.io/etherfi/
- X:https://twitter.com/ether_fi
- Audit:https://www.ether.fi/#audit-section
- Blog:https://medium.com/etherfi
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。