レイヤー2へピボットする勝算とその背景、モジュール化するブロックチェーンのトレンドを知る
2023年09月23日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- EthereumのL2に進出するL1チェーンの概要
- Celo
- Polygon
- Astar Network
- Canto
- 考察1:なぜL2に進出しようと考えているのか、その背景を考える
- 考察2:今後他のブロックチェーンもL2を展開しようとする可能性はあるか
- 中長期的に重要視されるのはどのモジュラーを組み込むか
- モジュラーブロックチェーンのトレンド
- 総括
本レポートでは、レイヤー1(L1)ブロックチェーンが、レイヤー2(L2)へ展開する動向の概要を解説し、L2に進出する背景とその先にあるブロックチェーントレンドを考察します。
執筆現在では、Celo、Astar、Cantoが公式にL2を展開することを発表しています。このレポートでは、これにPolygonを含め概説します。
現在主要なL2はTVL順で上位10に多く存在し、2021年に台頭したEthereumキラーと言われるL1らを凌ぐ勢いを見せています。
ではそもそもなぜ、L1チェーンはL2へピボットしているのでしょうか。
端的には「L2での勝算があるから」に他ならないでしょうが、それぞれ背景は異なるはずです。
そこで、このレポートではL1がL2へ展開する背景を考察し、L2を含め今後ブロックチェーンの競争がどのような観点で行われるのか検討を行います。
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。