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なぜ無期限先物DEXは下落相場でも成長したのか

2023年06月28日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 補足:無期限先物DEXとは
  • 1. 無期限先物DEXの現状
    • プロトコル手数料収益の実績
    • 出来高の増加
    • 中央集権的取引所との比較
  • 2. なぜ無期限先物DEXは成長したのか
    • 資本効率性の高さ
    • DeFiにおける相対的な収益機会の減少
    • トレーダーと流動性提供者の需要と供給の一致
  • 3. 今後注目できるプロトコルは何か
  • 4. 総括:今後も無期限先物DEXが成長していく余地はあるか
本レポートでは、無期限先物取引ができる分散型取引所(Decentralized Exchange 以降、DEX)が成長し、ある程度持続性を持っている背景について筆者の考察を論じます。
無期限先物取引ができるプロトコルはトレーダーを中心に人気があり、FTX事件がおきた2022年後半以降に注目される機会が増えました。

クリプトにおける先物取引やレバレッジ取引の人気は根強く、依然として強い需要が存在しています。CEXにリスクがあるのなら回避しようという投資家心理の結果が無期限先物DEXなどのプロトコルにTVLが集中することとなり、取引量が増加していくことに繋がった側面は一定あるでしょう。

しかし、本当にそのような単純な力関係の変化だけが無期限先物DEXの成長を引き起こしたのでしょうか。筆者はそう単純ではないはずだと考えています。

そこで本レポートでは、この仮説を以下の要素に分解して考察を行います。
  1. 無期限先物DEXの現状
  2. なぜ無期限先物DEXは成長をすることができたのか
  3. 今後注目できるプロトコルは何か
  4. 今後も無期限先物DEXが成長していく余地はあるか
以上の4点です。

読者はこのレポートによって、無期限先物DEXが成長することができた成功要因の把握、そこから導ける今後の成長性や懸念事項に対するインサイトを得ることが期待できるでしょう。

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