Cap Finance Arbitrum上の手数料無料で無期限先物取引が可能なプロトコル
2022年02月03日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- 無期限先物取引所のビジネスモデル
- Cap Financeの仕組み
- Cap Financeの実績
- 総論
前提
非中央集権のマージン取引やデリバティブの取引所としてdYdXなどがありますが、昨今インセンティブを付与することでユーザー数のアテンションを高めた結果、同取引所における取引高や預かり資産額は増加しています。
Cap FinanceはdYdXと同じようにArbitrum上で構築された非中央集権の無期限先物を取引することが可能なプロトコルになります。現時点ではETH-USDペアとBTC-USDペアの取引が可能であり、最大で50倍までのレバレッジポジションを構築することが可能となっています。
Cap Financeがユニークな点は無限先物(FX)取引業者におけるDealing Desk方式を模範した仕組みをスマートコントラクトで構築しており、誰でもディーラーのポジションになることが可能な仕組みが実装されていることになります。
本レポートではArbitrum上に構築された手数料無料で無期限先物取引が可能なプロトコルであるCap Financeについて概観します。なお、類似したプロトコルであるdYdxについては下記レポートをご覧ください。
Ethereum上のマージン取引・デリバティブのプロトコルであるdYdXを概観する
※なお、Cap Financeは匿名のチームにより開発されており、現状ではソースコードの監査なども受けていないため相応のリスクがあります。リスクを十分に理解した上でご利用ください。
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