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ReFiのイマ: カーボン市場の新たな指標創出を目指す「Nori」

2023年04月11日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • はじめに
  • 回収・隔離型カーボンクレジット
  • 非代替型トークンと代替可能トークンの併用
  • 独自の認証基準とインセンティブ矯正の仕組み
  • マーケットプレイスの近況とロードマップ等
  • 未だ残る課題
  • 総括

はじめに

Noriは、Web2に存在するカーボンクレジットの基準を塗り替え、カーボン市場の新たな指標商品を創出することを目指すマーケットプレイスです。
カーボンクレジットはひとつひとつが独自の環境プロジェクトに裏付けられており、その質や信用度に差があることが問題視されています。さらに、この非代替性に起因して、既存のカーボンクレジット市場はOTC(相対取引)に依存してしまっています。結果として、いまのカーボンクレジット市場は効率的にスケールできず、コモディティとしてのカーボンクレジットの適正価格も発見されにくい状態にあります。
Noriは温室効果ガス(GHG)、なかでも二酸化炭素および同等物(CO2/CO2e)の処理に焦点を当てています。カーボンオフセットの分野で典型的な、二酸化炭素の排出削減・排出回避活動をオフセット商品として取り扱うのではなく、大気中に存在する二酸化炭素そのものをコモディティとして捉え、それを回収する事業者と、回収分をオフセットとして購入したい事業者をつなげる場を提供しています。
本レポートでは、Noriがこういったミッションをどのように達成しようとしているかを紹介します。同社が取り扱う商品の詳細や、ブロックチェーン技術・トークノミクスの活用例を解説し、現在の開発状況にも触れます。また、同社や関連プロジェクト、市場にまだ残る課題等についても考察します。 
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。

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