Solana上の新興DEX Orcaの概要

目次

  • 前提
  • Orcaの機能
  • SolanaエコシステムにおけるDEXのEthereumとの相違点
  • 総論

前提

本レポートではSolana上のDEXであるOrcaの概観を行います。Solana上にはすでにSerumやRaydiumといったDEXが存在しますが、Orcaはユーザーフレンドリーを志向しており、そのための機能が盛り込まれています。現在独自トークンは存在しませんがロードマップによれば独自トークンも内蔵予定で、流動性提供者へのインセンティブ提供として使われることが予想されます。

Orcaの機能

公正価格指標(Fair Price Indicator)

DEXの課題に交換レートが不安定であることが挙げられます。DEXを使ったことがある方なら「このDEXが提示する交換レートは正しいのか?」という懸念を持ったことはあるでしょう。Ethereumユーザーであれば、DEXアグリゲーターである1inchでレートを確認することで、「DEX上の最良レート」を取得することはできます。しかし万全を期すためにはBinance等の大きな流動性を持つ取引所で売買した場合のレートを仮計算したり、CoinGeckoでグローバルレートと大きな乖離がないかを確認する必要があります
OrcaはCoinGeckoの価格とOrcaが提示する価格が一定の率(現在は1%)を上回っていないかを交換レートに併記することでユーザーが知らぬ間に不利なレートで交換してしまい資産を不必要に失うという状況を回避します。
筆者が確認したところUSDC→ETHでは価格乖離の警告が出ないがETH→USDCでは出るというケースも見られました。Orcaの流動性プールは2つのトークンが同比率になるように自動でリバランスされるUniswapと同等のものが使われていると思われますが、プール内価格の中心点が一時的にCoinGeckoの価格と乖離がある場合に、トークンA→トークンBでは警告が出ないが、トークンB→トークンAでは警告が出るのだと推測されます。

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