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勢いを増すSynthetixの2021年ロードマップを概観する

2021年01月26日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
    • Executive Summary
  • レイヤー2への移行(Optimistic Ethereum)
    • Synthetix V3へのアップデート
    • 先物商品の拡充
    • 取り扱いアセットの拡充
    • オプション取引の拡充とサードパーティ開発チームの活用
    • 買収や統合による勢力拡大
    • ステーキングシステムの改善
    • エスクロー内にあるSNXの柔軟性
    • Debt poolの分化
    • Keep3rの導入
  • 総論

前提

本レポートでは2019年、2020年にかけて大きく存在感を示したSynthetixの2021年ロードマップを概観します。Synthetixは著名VCからの資金調達なしにプロダクト開発をし、独自トークンの時価総額を大きく伸ばしたプロジェクトです。元々はオーストラリアを拠点としていました(現在はDAO化)。ローンチ当初はHavvenというステーブルコイン色の強いプロジェクトでしたが、2018年後半に合成資産領域にピボットし、Synthetixにリブランディングしました。
SNXの時価総額のみならず、DeFi領域での開発チームやチームをリードするKain Warwick氏の存在感は大きくなってきており、直近ではEthereumのスケーリングのために必須と言われているレイヤー2領域でもOptimism社と組んで、他のプロジェクトに先んじる形で一部機能のL2移行を果たしています。
次節ではWarwick氏から発表された今年のロードマップの中から重要と思われる部分を抜き出して紹介します。

Executive Summary

  • レイヤー2の開発
  • v3への抜本的なアップデート
  • 先物やオプションの拡充
  • ステーキング・エスクローシステムへの柔軟性の導入
  • 豊富な資金を利用した買収や統合
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※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。