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DeFiマーケットレポート【20年10月版】

2020年10月14日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)

目次

  • 前提
  • 9月のDeFi概観
    • Uniswap、独自トークンの発行と飛躍
    • Balancer、安定的なAPYとニッチ領域での地位確立
    • Curve、フォーク系のSwerve登場も問題なし
    • SushiSwap、デザイン面での向上とコミュニティ始動
  • 結論

前提

9月のDeFi(非中央集権的ファイナンス)マーケットレポートを公開します。イールドファーミングの文脈では一旦の落ち着きを見せているDeFi領域ですが、ついにDEX(非中央集権型取引所)の雄であるUniswapが月間取引高で米国最大手のCoinbaseを上回りました(※CoinGeckoでの集計による)。一つの取引所内に限定される流動性よりもEthereumというブロックチェーン上の全てのERC20トークンを対象とする流動性のほうが大きくなったのは「トークンの交換」という機能にとっては歴史的な出来事です。
Uniswap以外のDEXに関してはまだまだ大手のCEXには及びませんが、イールドファーミングが一段落した9月においても予想以上のTVL(現時点でプラットフォームにロックされているトークンの市場価値の合計)と取引高を維持しているのがCurveやBalancer、SushiSwapです。以下ではこれらの代表的なDeFiプロダクトの数値を概観していきます。
*参照レポート:取引所がブラウザエクステンションとなる日 DeFiがもたらすオフショア取引所の懸念とオンショア取引所の活路
https://hashhub-research.com/articles/2020-09-23-concerns-about-offshore-exchanges
*参照レポート:8月のDeFiマーケットを3つのポイントから理解する
https://hashhub-research.com/articles/2020-09-13-defi-market
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