分散型金融(DeFi)の特徴を理解しながら、 中央集権型取引所(CeFi)はどのような役割を果たせるかを検討する

目次

  • 前提
  • 分散型金融(DeFi)が中央集権型取引所(CeFi)より構造的に有利な点
  • DeFiの世界においての競争構造
  • 中央集権型取引所(CeFi)は分散型金融(DeFi)でどのような役割を果たし得るか
  • 総論

前提

本レポートでは、分散型金融(DeFi)の特徴を理解しながら、中央集権型取引所(CeFi)はどのような役割を果たし得るか筆者の論考を紹介します。なお、下記の関連レポートでは、主要な各暗号資産取引所が2002年9月時点でどのようにDeFi(分散型金融)に向き合っているかを解説しました。
関連レポート:中央集権型取引所はどのようにDeFi(分散型金融)に向き合っているか(Binance、Huobi、FTX、OKExの事例・2020年9月時点)
https://hashhub-research.com/articles/2020-09-06-how-cefi-confronts-defi
上記レポートでも解説したように、DEXの勢いはすでに中堅以下の取引所を取引高において大幅に引き離し、大手取引所にも迫っています。2020年8月30日には、取引高が最も多いDEXの一つであるUniswapの24時間取引量が、米国最大の取引所であるCoinbaseを上回りました。また、米メディアThe Blockによると、2020年8月の分散型取引所全体の取引ボリュームは中央集権型取引所全体の6%にまで迫っています。
参照:https://www.theblockcrypto.com/linked/76874/dex-volumes-constituted-6-of-centralized-exchange-volumes-in-august
このように分散型取引所の成長規模は、中央集権の暗号資産取引所にとって無視できないものになりつつあり、DeFiがCeFiを上回るだろうという議論も海外では盛んになりつつあります。本レポートでは、そのような意見の妥当性を考え、中期的に中央集権型取引所CeFiはどのような役割を果たし得るか検討することを目的とします。ここでのCeFiとは取引所を中心ではありますがレンディングサービスなども含むものとします。今後、DeFiの拡大によってこれらのサービスの役割がどのように変化するか、あるいは必要ないものになるのかどうか考察していきます。

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