取引所がPoS界のマイニングファームとなることの是非と今後

目次

  • 前提
  • 取引所のステーキングが強い理由
  • 人気取引所を構築するコストがバリデーションファームの建設コストとなる
  • 過去の取引所は盛者必衰ではあったが今後はどうか
  • 総論

前提

本レポートでは、Proof of Stakeの世界においては、大手取引所がPoW界の大手マイニングファームと同じ地位を築いていくトレンドについて解説します。
直近ではCoincheckがLiskのステーキングサービスを開始しましたが、既にBinanceやHuobi, Coinbaseなどの大手取引所は多数のPoSコインのステーキングを扱っています。従来のステーキングサービスでは、ユーザーは自身のウォレットにコインを引き出してから、デリゲートという形でステーキングを委任したり、特定のサービスにデポジットを行って、ステーキング報酬の80%~95%程度を受け取る方式が一般的でした。
入金やデリゲートの手間を省いたのが、取引所によるステーキングサービスです。ビジネスの性質上取引所には多数のコインが集まります。自身のウォレットに引き出さないユーザーも多数います。
それらのユーザーに年利5%~20%程度の利回り(ネイティブコイン建てであることに注意して下さい)を提案すれば、ユーザーが使わない手はありません。更に取引所にとっては、ユーザーとの接点の増加、ユーザー預け入れ資産の増加、間接的な取引高の増加など本業ビジネスにも利点があるため、ステーキング手数料はゼロでも構いません。
これは今後も続く流れであるため、本レポートではこのトレンドを詳しく見ていきます。

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