Multi-Collateral DAI移行システム最大の課題とMKR&SAI需要増の理由
2019年11月21日
この記事を簡単にまとめると(AI要約)
目次
- 前提
- MCD移行の最重要ポイントであるSAIの供給について
- 考えられるシナリオ
- 奥の手としてのGlobal Settlement
- 総論
前提
MakerDAOは11月18日にMCD(Multi Collateral DAI)に移行します。本レポートでは、特に日頃からDAIを触っている方を対象に、保有しているDAIやCDPの利用方法や注意点について述べていきます。
現時点のDAIは、移行後のDAIと区別するためにSAI(Single Collateral DAI)と呼ばれ、CDPは名前を大きく変えてVaultと呼ばれます。
前提を以下にまとめます。
- SAI⇔DAIは移植コントラクト経由で両方向に変換が可能
- CDP→Vaultは移植コントラクト経由で両方向に変換が可能(手数料はMKRで支払う)
- いずれも移植コントラクトにSAIが残っていることが条件
- SAIはSAIのままで使用できる
- 発行したDAIと手数料のMKRを用意して一旦CDPを償却しても良い
MCDの概要は以下のレポートで解説しています。
*レポート:MakerDAOのMCDを概観する
https://hashhub-research.com/articles/2019-10-10-overview-makerdao-mcd
https://hashhub-research.com/articles/2019-10-10-overview-makerdao-mcd
※免責事項:本レポートは、いかなる種類の法的または財政的な助言とみなされるものではありません。